用語解説

カシメ加工とは、素材や板金の形を塑性変形させることで組立や固定を行う精密板金加工方法の1つになります。
対象となる板金に穴を開けて、その穴部に棒状の素材（リベットやセルスペーサーやボルトなど）を差込み、その素材そのものや板金の一部を変形させることで固定します。また、溶接せずに2つの板金同士を接合する際にもカシメ加工が使用されます。その際には2つの板金を巻き込む等の方法があります。このカシメ加工を行うことのメリットは、溶接と比べると溶接部の歪みが生じず、見た目もキレイに仕上がることや、溶接よりもコストが割安になり時間的にも早く出来ることがあげられます。そのため、こちらの加工方法は精密板金加工では比較的に薄い素材での組立や固定に適しています。