用語解説

YAG溶接とは、Yttrium(イットリウム)・Aluminium(アルミニウム)・Garnet(ガーネット)で形成された結晶に強い光をあてレーザー光を発振し、それを加工部分に集中させることで金属を溶かして溶接する方法になります。
精密板金加工において、YAG溶接はSUSや鉄、アルミなど色んな材質に適用される溶接方法です。
小学生の頃、理科の実験で虫眼鏡を上下させて太陽光を集めて紙を焦がしたことがあると思いますがそれと同じような理屈です。
YAG溶接の長所は加工が短時間で出来るため溶接熱で起こる歪みが少なく、TIG溶接などでは難しい細かいものや板厚1mm未満のものの溶接加工が可能です。また異種金属の溶接も他の溶接方法と比べて容易に出来ることが挙げられます。
短所としては溶接の密着の管理とレーザー光を使用することによる安全面の対策が不可欠ということです。
弊社では、薄板の溶接や小さな部品同士の溶接などで使用頻度が高くなっております。

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