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医療用板金加工を行うにあたって、多く利用されている素材はステンレス(SUS304・SUS430など)になります。 ステンレス材は錆びにくい特性を持った合金鋼で耐食性や耐熱性にも優れており、衛生的な面からみても洗浄や清掃の管理がしやすいので 医療用板金の材料として非常に重宝されております。
また、一般鉄やアルミ材などでは板金加工後に塗装やメッキ・アルマイトなど表面処理を行うことで医療機器等に利用されています。ステンレスではなくて一般鉄やアルミ材に表面処理を施して利用するケースとしては、例えば機構部には関係のない外装部品が挙げられます。一例としては強度が求められる外装部に鉄材の厚板を採用することで、同じ板厚のステンレス材よりも調達コストを抑えることができるようになります。
なお、一般鉄やアルミ材に表面処理を施す場合は、塗膜の剥がれやメッキの経年劣化での腐食などが起こりえるため使用場所やその取扱いには注意が必要となります。 弊社では様々な材料での医療用部品の製作に携わっておりますので、材料選定も含め精密板金加工 配線組立.comにお気軽にご相談下さい。